C21 Magazine

Sell-Side Solution 開発者インタビュー Vol.3 ~中の人に聞いてみた~

【掲載日】2018.12.11

今回の製品バージョンアップは製品技術部だけでなく、テクニカル・コンサルティング部も含めて全社
横断でプロジェクトチームを発足。現場での声やノウハウも取り入れた製品開発を進めました。
その中でテクニカル・コンサルティングチームを取りまとめ、プロジェクトマネージャーとしてプロジ
ェクトを推進した テクニカル・コンサルティング部 シニアマネージャー 佐々木愛さんにお話を聞いて
いきます。
 


テクニカルコンサルティング部 シニアマネージャー 佐々木愛



― 今回は部門の垣根を越えてプロジェクトチームが結成されましたが、どのような経緯で今回の
プロジェクトチーム発足になったんですか?


佐々木さん : 製品開発の主幹である製品技術部部長の村松さんに、当時テクニカル・コンサルテ
ィング部の部長だった室谷さんが呼びかけたのがきっかけです。もともと村松さんも「皆で作った方
が良い製品になる」と思われていたので、室谷さんからの「テクニカル・コンサルティング部からも
人を出すので、ぜひ良いものを」というお話を受けて、今回のプロジェクトチームが発足しました。


― 佐々木さんは今回の全社横断チームを作ると聞いた時はどう思われましたか?

佐々木さん : 今まで製品技術部とテクニカル・コンサルティング部はそれぞれ意味があって分業
していたと思ったので、ただ一緒にやりましょうということではなく、お互いにその良さを維持しな
がら、双方の力を合わせた時にさらに良くなるようにと考えました。お互いのプロフェッショナルな
ところを合わせもって、良い製品を作りたいと。


― 開発作業はどうでしたか?何回もリファクタリングをしたと聞きましたが。

佐々木さん : プロトタイプのリファクタリングを7回実施しました。村松さんが仰るには、通常
ではこんなに実施しないそうです。リファクタリングではあるのですが毎回プロトタイプを作る時に
「前回までのは忘れて、新しいものを作ろう」という感じだったので、微修正や改良というよりゼロ
ベースからの方がイメージは近いです。

同じ目的のシステムを繰り返し作るというのは、今までの業務の進め方とは異なる方法だったので、
どういったタイミングで今まで作ったものを手放して良いのか?など匙加減がわからないことも多く
始めの方はとても戸惑いました。

※リファクタリング…ソフトウェア開発において、プログラムの外部仕様は変えずに、品質の向上や修正が容易になるよう、
内部構造改善のため設計や構造を見直して、既存コードの書き換えや書き直し、整理を行うこと。



― プロトタイプを作る時に考えたことは?

佐々木さん : 繰り返すときの加減は研究開発の先輩である製品技術部の皆様に遠慮なく頼ろうと
思いました。また、作っていく時に様々なECサイトを様々な見方で参考にし、そのサイトがどういう
選択肢をもってこのサイトの作りに至ったのか?その理由を探していく作業もあったのですが、これ
もまた「何を」「どのくらい」まで掘り下げて考えるかが難しかったです。最終的なリリースに向け
て当然定められた締め切りはあったので、キリよく、でもきちんと製品として作ったことに理由もつ
けられるようにと意識しました。
新しい体験で面白かったですし、システムの作り方として本当に勉強になりました。




― 今回のプロジェクトに参加したTCの皆さんの中で役割は分かれていたんですか?

佐々木さん : 今回のメンバーはテクニカル・コンサルティング部の中でも慎重にアサイン調整を
行って、最前線の場でも頼りにされているような人たちが集まりました。それぞれに得意分野がある
のではじめはそれで役割を分担していましたが、次第に意識的にシャッフルをしていました。得意分
野の場合は他の人が担当するよりも作業は早く、習熟度も上がっていくのでスタートダッシュに有効
ですし、慣れてきたころにシャッフルしたのは新しい視点を取り入れることが出来てとても良かった
と思います。


― 製品技術部とテクニカルコンサルティング部でそれぞれ役割や作業を分担したのですか?

佐々木さん : 主にView部分を担うFront UI部分はテクニカル・コンサルティング部で、データモ
デルを扱うBase部分は製品技術部で分業して作業しました。ちょうど今回、APIがインターフェース
になって分業ができる形になったので、APIを橋渡しにしてそれぞれに作業を進めました。

マイクロサービス指向のアーキテクチャだと、お互いの進度に依存しないというところは本当に良い
ところだと思います。当然インターフェースを決めようというところでは、どちらかが決まってない
と方向が決まらないということもあるのですが、逆に言えば、それさえ決まっていれば作業が進めら
れるので。疎結合であることの恩恵を存分に受けられました。


― 部門間の連携はどのようにしていましたか?

佐々木さん : ミーティングは本当に頻繁にしましたし、1回1回短くもなかったです。
さて何について話していくかというところから始まり、機能ごとの分科会やフレームワーク部分につ
いての共有会、プロトタイプの進捗会議や評価会議、コードに対してのレビュー会や課題に対しての
ミーティングなどとにかくよく話しました。その他にも課題を整理するためにBacklogやスプレッド
シートもよく使いました。課題に対してそれぞれで調べた見解をスプレッドシートに書いておいて、
さらに細かいニュアンスや深く話すためにミーティングを行う感じです。また、全社に向けてアンケ
ートやヒアリングを行ったこともありました。

村松さんが「自分の限界が製品の限界になったら困る」と仰っていたことがあるのですが、まさしく
その通りだと思います。誰か一人の限界で完結することなく、密に連携を取りながらコマース21のた
くさんのプロフェッショナルの視点を取り入れて進めることが出来たと思っています。




― 全社横断でプロジェクトチームを作ったことで良かったことは?大変だったこともあれば。

佐々木さん : 大変だったという意味では、プレッシャーがありました。

私自身Sell-Side Solutionが好きですし、特に弊社のエンジニアにとってSell-Side Solutionという製品
はとても大事な仕事道具なので、社内でもどうなっていくかということに注目していることがわかっ
ていました。また、日々接しているお客様方やこれから使ってくださるお客様のことも考えると本当
にプレッシャーで眠れなくなってしまいそうで(笑)。そういった負担と戦う為にも、形になってき
た頃には社内で積極的に進捗や状況について話すようにしていました。その結果、個別だったり共有
の場だったり、様々な場所でテクニカル・コンサルティング部のメンバーからリアクションをもらえ
て、とても心強かったです。

今回のプロジェクトは人数も多く、さらに部署の垣根も超えてのチャレンジとなりましたが、狙い通
り、皆で良いものを作ることが出来たプロジェクトだと思っています。
この先、実際にお客様に提供していけることが楽しみです。
 

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