C21 Magazine

プロジェクトの現場からVol.2 ~プロジェクトマネージャーの仕事・後編~

【掲載日】2019.03.18

プロジェクトをまとめるプロジェクトマネージャー(PM)にお話を聞いていきます。
Vol.1の前編に続き、Vol.2は後編をご紹介します。

(前編はこちら)
https://www.commerce21.co.jp/magazine/detail/id=487

- 今までの開発の中でできないことは無いという印象ですが、お客様の要望にはどこまで応えてい
ますか?


佐藤 : 本当に無茶なことを言われても徹底的に調べて、どうやったらお客様の要望を叶えること
ができるのかを考えてお客様に前向きな提案をしています。

金城 : できるかできないかは技術と納期とコストの兼ね合いだと思うので、そこでできないこと
がなければ出来るんです。コマース21のシステムとしてできないことは無いと思うので、納期とコス
トさえ考えなければ何でもできるというところがメリットだと思います。

お客様の要望に応えられないことで言えば、同じサーバーの中に別のアプリを入れたいと言われるこ
とがたまにあります。同じサーバーに乗せることはできますが、障害が発生した際にどちらの影響で
障害が発生しているのか、また切り分けもとても大変になってくるので、ご要望をかなえられないケ
ースもありますね。

嘉山 : あとは領域があきらかにECとは変わってくると、できないというより説明するケースは増
えますね。例えばデザイン会社の場合だと、我々でもHTMLで直すことはできるのですが、直してしま
うとデザイン会社側で管理ができなくなってしまうので、一時的であれば対応しますが、そのあとは
デザイン会社側に管理を戻すなど、しっかりとタスク分けをしています。

 


- 開発案件の中には予期せぬトラブルや想定外のこともあると思うのですが、どうやって解決して
きましたか?


佐藤 : 今まで経験した中ではネットワーク帯域の問題がありました。具体的にお話すると、リリ
ースしてその週の金曜日にLINE配信をすることになったんですが、LINE配信直後は通常の10倍以上に
アクセスが膨れ上がるんですよ。稼働した時のネットワーク帯域を見て、そこからLINE配信をした時
の想定を見てみると、ロードバランサーのネットワーク帯域の上限を確実に超えるということが事前
に分かりました。そこから最初のLINE配信までは3~4日しか時間がなかったので根本的な解決が時間
的に厳しいと判断し、最初のLINE配信を乗り越えるためにボトルネックになっている商品一覧の画像
の描画件数を減らすことをお客様と調整しました。この時は80商品かつ、その商品の画像にアイコン
を合わせると商品に紐づくSKUの画像も出していたので、1ページあたり相当数の画像を盛り込んでい
たことに加え、レコメンドも相当数表示させていました。そのためプログラムの改修が終わるまでは
1ページあたりの画像を減らし、かつシステムの改修が終わって描画数を戻す時にサーバーの再起動
なしで描画数を変えられるようにする仕組みを入れた上で調整し、初週のLINE配信は乗り越えました
。そして翌週は本格的に改修を行い解決しました。この時は事前に気づけたのでトラブル後の対応で
はないですが、短期間だったので大変でしたね。

金城 : コマース21ではトラブルになった後ではなく事前に防ぐ対策も必要だと思っているので、
リリースでミスを起こさないためにあらかじめ手順書を作ったうえでレビューを行う事、一人では作
業させず、必ず二人以上で作業を行う取り組みを行っています。その意図としてダブルチェックはも
ちろんですが、実際にリリースミスをしてしまった時に当人は起こったミスに対していっぱいいっぱ
いになり、冷静になれないケースがあります。もう片方の人が作業を俯瞰して見ることで、もう一度
やり直す時でもミスを起こした作業者よりも状況が良く把握できるため、必ず二人以上で責任を持っ
て仕事を行い、トラブルの予防策に努めています。


- PMになってから意識が変わったところや、こだわり、取組みなどあれば教えてください。

嘉山 : メンバーの育成について意識してタスク振りをするようになっていると思います。

金城 : PMになるまでは自分の成長を主に考えて作業するというのがメインになっていると思うの
ですが、PMになると自分以外にも周りを助けて、どうやって皆と一緒にゴールに導くかというところ
が大きく意識が変わるところだと思います。あとは会社の利益にどうつなげるかということです。例
えばリソース調整にしても自分たちのプロジェクトだけ困らなければいいやではなくて、他で困って
いるプロジェクトがあって自分たちのプロジェクトに少しでも余裕があるのなら柔軟にリソースを調
整することもありますし、会社全体として良くなるように動く意識というのは自分がSEやプログラマ
ー時代にはあまり持てなかった意識だと思います。

佐藤 : 私のこだわりとしては、普段から話すことですね。プロジェクトの規模が大きくなってく
ると人も多くなってきますが、中にはシャイな人もいますし、定例ミーティングでしか発言しあう機
会がないこともあります。そうすると課題を抱えていても定例ミーティングの時まで抱えたままにし
てしまう人もいるので、すぐに課題を解決できるように普段からチーム内を回っていろんな人に話し
かけ、その場で課題を吸い上げるようにしています。いろんな人と話すことによって、その人の持っ
てるスキルもわかるので、困っている人がいれば案件の垣根も超えて知見をもっている人を紹介して
課題解決できるように動きます。実際に課題を解決するのはPGやSEだったりするんですが、課題解決
のために人を繋ぐのもPMの仕事だと思っているため、自分から動くようにしています。


 

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